第11話 Season1 最高“傑作” 爆表了
根津の街に降り立った五郎さん、受け取ったはがきを見ながら、その差出人の店に向か
います。五郎さんの訪問にお店のオーナーは「五郎さんが来てくれたということは、
ちゃんとはがきを読んでくれたのね。」字幕では「五郎さんが来てくれたということ
は、きっと花木ちゃんが呼んでくれたのね。」これはもう、誤訳度メーター測定不能で
す。中国語では爆表了(bào biǎo le)測定器が爆発したと表現します。
私がこのブログを書こうとした動機はこのフレーズを見つけたからです。
食事を終えたお客が女将に「あっそうだ!今日さとうさん来るんだよね」
字幕では「あっそうだ!今日さいとうさん来るんだよね」
この苗字を敢えて平仮名で書いたのは、私もどの漢字使って良いのか判らないほど
さとうさんがあるからである。砂糖さんの苗字も存在するらしい。
さいとうさんは漢字の微妙に違う斉の字が多くあり音声だけでは判断できない。
さとうさんをさいとうさんと間違っても、ドラマのストーリーには何も影響ないので、
中国人にとっては差不多(chā bu duō)ってことか。
五郎さん、お店をぐるりと見回して、「こんな店をざっかけない店というんだな」
字幕では「雑貨店みたいだなあ」(誤訳度★★★) どんな店やねん!
ざっかけない:あまり聞きなれない日本語だが、江戸弁で、粗雑な;荒っぽい;
の意味。大阪弁なら、ざっくばらん。←(標準語にもあるかな??)
ざっくばらん:心の中をざっくり割って、ばらりと曝わすところから。;
無精者の髪型から、全然、取り繕わないことから。